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social buffering

離婚や近親者の死など,精神衛生に有害なストレスに富む出来事が生じているときでも,家族や友人との関係(社会的環境)が密接であればストレスは減弱する.うつ病も,家族などによる支えのない情況下でストレスに曝されたときに生じ易い.一方,他人と親密な関係をもっている人では,ストレス誘導性の諸反応や心理的障害の生じる危険性は弱まる.子供ととの自然な接触や子育て行動は,物理的あるいは心理的なストレスに曝されている母親の不安を減ずる効果があることも知られている.この様な心理的効果をsocial bufferingと呼称する.(実験医学2014年2月号より)

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梶村真吾/企画

解説は発行当時の掲載内容に基づくものです

本コンテンツは,2018年まで更新されていた同名コンテンツを元に,新規追加・再編集したものです